『紫雲出山』は荘内半島の桜の伝法地であるが、公式88景に選定されたおかげで、かなり整備か進んだスポットのひとつでもある。 荘内半島は燧灘に突き出た細泣かせの半島であるが、その先端は箱集落終わりであり、岬までの交通はないので最奥のバス停から2qほどの道を歩いて行かねばならず、鞆の浦までの海域を展望するのは紫雲出山のような高台からが主である。 我々裏88は行きやすい表の観光地ではなくあくまでも裏なので、敢えて岬にある灯台までを紹介することにした。 『三埼灯台』と名付けられた灯台は、舟の航行の為の無人灯台である。ここから沖の笠岡諸島に続く海域は瀬戸内海屈指の漁場であるとともに、行き交う舟の海の銀座でもある。現に日本最初の万国法によって解決された幕末の海難衝突事故『いろは丸事件』はこの岬沖でおこった。目立たないが「よい仕事」をしている灯台である。
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「荘内半島の紫雲出山」
荘内半島の紫雲出山
「荘内半島の突端の三埼灯台」
荘内半島の突端の三埼灯台
「付近は瀬戸内有数の漁場 正面は岡山県笠岡諸島の六島」
付近は瀬戸内有数の漁場 正面は岡山県笠岡諸島の六島
「岬近くの「どんどろ岩」。雷獣(どんどろ)がひっかいたあとがあるという。」
岬近くの「どんどろ岩」。雷獣(どんどろ)がひっかいたあとがあるという。
「こちらは箱崎公園の箱崎灯台。浦島伝説の地。」
こちらは箱崎公園の箱崎灯台。浦島伝説の地。
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