『見越し』は弘法大師でも危険すぎて見残していった景勝地として、昭和の時代から足摺地区を代表するお約束の観光地である。この奇岩群をつくりあげた荒波はもちろん「黒潮」であるが、その「黒潮」が南太平洋から長い旅を経て最初に日本本土にぶつかるといわれたのが、この『臼ばえ』である。いまでは磯釣りのメッカであるが、その昔は、この岩肌にある神社に夫の漁の無事を祈る漁師村の嫁が、夜な夜な神社と海に向かって肌を開くという願掛けの風習があったようだ。先日、村おこしのために近所のばぁちゃんやおばさん連中がみんなで同様のことをするイベントがやったそうだが、残念ながらどこの観客も取材陣も集まらなかったようで。(笑)
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「弘法大師も見落としたと言われる地の果て見残し」
弘法大師も見落としたと言われる地の果て見残し
「足摺近辺周回道路の松尾岬展望台付近より徒歩で降りる」
足摺近辺周回道路の松尾岬展望台付近より徒歩で降りる
「黒潮が日本本土に最初に到達する地点である」
黒潮が日本本土に最初に到達する地点である
「昔は浜の嫁が旦那のために願をかけた竜宮神社」
昔は浜の嫁が旦那のために願をかけた竜宮神社
「絵にかいたような岸壁」
絵にかいたような岸壁
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