『太龍寺ロープウェイ』は全長2.7qの西日本最長の長さであり、遠くは紀伊水道まで見通すことができる。 このロープウェイからも見ることの出来る橘湾の国道55線沿いに、奇妙な建物がある。人呼んで「阿南のサグラダファミリア」。別に世界遺産に登録されてはいないが、個人の趣味の手造りで、いつ完成するのかが不明、完成図も明らかにされていないところから、そう呼ばれているらしい。実は自宅ではなく、これでも通常営業している喫茶店。名も『大菩薩峠』という。一から十までオーナーのテイストのみで造られているいわゆる「パラダイス」。しかし、メニューは充実していて、喫茶はもちろん軽食もとれる。偶然迷い込んでしまった一見客や、こわいもの見たさからなじみになってしまった顧客まで、利用者は幅広い。そのへんの観光地よりも一見の価値ありの喫茶店である。でもなんで『大菩薩峠』て名前なんだ?
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「遠く紀伊水道まで見渡せる絶景」
遠く紀伊水道まで見渡せる絶景
「入り口さえはっきりしない」
入り口さえはっきりしない
「正式には喫茶『大菩薩峠』という」
正式には喫茶『大菩薩峠』という
「裏庭、つくりかけの機材の山である」
裏庭、つくりかけの機材の山である
「店内も独特の雰囲気」
店内も独特の雰囲気
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