住友銅山で有名な別子村は近年新居浜市に合併された。だがもともと新居浜市自体が住友財閥の企業城下町であり本来の里帰りである。最近は旧別子銅山が産業遺産群となり四国観光の目玉のひとつともなっている。 さて、その新居浜市は住友系大企業のおかげで財政も豊かで市営の施設も充実している上、常識外に安くて市民生活も快適である。サッカー場も野球場もある上、例えば市内の市営プールは人気の大型流水プールで60円、ここに紹介する燧灘冲の200人足らずの離島の『新居大島(にいおおしま)』まで市営渡船の新型フェリーでなんと60円である。船着き場の駐車場代の210円より安い。(ちなみに普通車を渡船で運んでも1000円)。「いまどき」である。 その「60円で遊びに行ける新居大島」は市民の憩いのキャンプ場となっているが、本土からの行き来が手軽すぎて島内にはコンビニはもちろん自動販売機を2台しかみかけなかった。自然もそのままで人手に荒らされていない歴史豊かな本来の瀬戸内海の島である。どうかいろいろなアートの祭りに巻き込まれることなく、島の生活風土をずっと守り続けて欲しいものである。
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「旧別子村の東平(とうなる)地区 東洋のマチュピチュと名乗っている」
旧別子村の東平(とうなる)地区 東洋のマチュピチュと名乗っている
「大島に入る渡船 前後対象なので港で回頭の必要がない。」
大島に入る渡船 前後対象なので港で回頭の必要がない。
「片道大人60円 普通車でも1000円」
片道大人60円 普通車でも1000円
「村上水軍の発祥の地、大島の船隠し近辺からは魚島や広島県が望める。」
村上水軍の発祥の地、大島の船隠し近辺からは魚島や広島県が望める。
「新居浜市営東雲プール スライダーのついた流水プールが60円 (写真は営業季節外)」
新居浜市営東雲プール スライダーのついた流水プールが60円 (写真は営業季節外)
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