東温市が誇る白猪の滝は「男滝(おたき)」と呼ばれる。それに対して「女滝(めたき)」と呼ばれるのが、この『唐岬(からかい)の滝』。二つでセットの名瀑であり、かつては松山に赴任した夏目漱石や正岡子規が訪れたらしい。 で、地図上で見るとどちらも国道494号線沿いにある約10qの距離、むしろ白猪の方が国道より少し離れているが、どっこいなんでこちらの方が88景に選ばれて唐岬がはずれたかというと(推測ではあるが)、・・・国道11号線から分岐した494号線は手前の男滝までの区間は往復二車線の「地方国道」、そこから奥の女滝迄の10qは写真でごらんの通りの「酷道」である。実際、週末なのにこの区間は20分走って四輪1台とオフロードバイク1台とだけしかすれ違わなかった、国道なのに(笑)。さらに国道沿いの駐車場から平面地図で見ると白猪の滝は直線距離で500b、唐岬の滝は1すぐ隣に見える・・・が、白猪の滝までは半分まで車で進入(そこに有料駐車場あり)でき、その先も綺麗に整備された遊歩道であるが、唐岬の滝は国道沿いに駐車できるスペースはあるもののそこからの道は滝まで迂回するハイキングコースが途中から急角度の下りの登山道に変わる。実際、倒木が獣道を塞いでいたので匍匐前進であった。つまりこの滝は道路の真下にあるのである。 こんな滝だが辿り着くとさすがに名瀑である。特に紅葉シーズンが良いかも。
|
「冬季は凍結する白猪の滝(雪が降ると滑るのでアイゼン必要)」
冬季は凍結する白猪の滝(雪が降ると滑るのでアイゼン必要)
「白猪の滝から国道494号を10qほど上るが、これでも一応「国道」である。」
白猪の滝から国道494号を10qほど上るが、これでも一応「国道」である。
「駐車場からはは徒歩で15分だがこんな道。」
駐車場からはは徒歩で15分だがこんな道。
「ここまで来ると急勾配に手すりがついている。次第に水音が大きくなる。」
ここまで来ると急勾配に手すりがついている。次第に水音が大きくなる。
「方形を連ねたような唐岬の滝が出現する」
方形を連ねたような唐岬の滝が出現する
|