『苔庭』は宇和町のギャラリ−喫茶『こけむしろ』の幽玄な庭である。が、このあたりを車で走っているとあちらこちらの道端で目につくのが「茶堂(さどう)」と呼ばれる3面に壁のない祠のような建物である。1面にはお地蔵様や御大師様をお祭りしてあるが、これらは主に各部落の境目や峠に造られた寄り合いや宗教行事の場であり、疲れを癒やす遍路等の旅人が地元からお接待を受ける場でもあった。この城川地区では地域の人達により今でもきちんと管理されている。主にこの近辺で170棟余りの茶堂がきれいに現存している。南予は気候と共に住む人も暖かい場所であるが、こういった風景にも暖かさが残っている。なんならこの地の「茶道巡り」をやってみては?
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「喫茶店『こけむしろ』の庭である」
喫茶店『こけむしろ』の庭である
「酒蔵『媛囃子(ひめばやし)』横の江戸時代からある『古市茶堂』」
酒蔵『媛囃子(ひめばやし)』横の江戸時代からある『古市茶堂』
「祠とふたつならぶ『ごまじり茶堂』」
祠とふたつならぶ『ごまじり茶堂』
「「道の駅しろかわ」にも『下相の茶堂』が併設」
「道の駅しろかわ」にも『下相の茶堂』が併設
「こちらは河辺地区の茶堂、山の中の神社の裏にひっそりと佇んでいる」
こちらは河辺地区の茶堂、山の中の神社の裏にひっそりと佇んでいる
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