『臥竜淵と不老庵』は「おはなはんの町」「伊予の小京都」大洲を代表する肱川沿いの名所である。その肱川を下っていくと河口付近に見えるのが国指定の重要文化財となっている『長浜大橋』。四国には二つの開閉橋があるが、そのひとつは26番札所の高知手結の臨港可動橋。どちらもそっちの筋の人達の間だけで有名な橋であった。しかも重要文化財あるように1935年架設の遺産であるが、この日本近代前後に建設された可動橋、しかも鉄道ではなく道路の可動橋として今も動いているのは日本でこの橋だけという貴重さである。このあたりは「肱川あらし」という秋から冬にかけての強風で霧が川をおおっていく自然現象の名所でもあるが、その中でこの紅い橋は景色に溶け込むような風情である。毎週週末の10分間しか可動しないが、それだけにわざわざ見物すべき風景である。
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「昔からの定番名所である『臥竜淵と不老庵』。」
昔からの定番名所である『臥竜淵と不老庵』。
「肱川に架けられた赤い鉄橋。」
肱川に架けられた赤い鉄橋。
「普通自動車1台がギリギリ通れる幅なのに、今でも普段の通行量は多い。」
普通自動車1台がギリギリ通れる幅なのに、今でも普段の通行量は多い。
「南予唯一の一級河川肱川の河口は目の前。見えているのは新しい橋であるがこちらは開かない。」
南予唯一の一級河川肱川の河口は目の前。見えているのは新しい橋であるがこちらは開かない。
「橋の途中のこの運転所で開閉操作するが、週2回10分間だけおじさんが自転車で開け閉めにくる。」
橋の途中のこの運転所で開閉操作するが、週2回10分間だけおじさんが自転車で開け閉めにくる。
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