『道後温泉本館』は、万葉の昔から愛されている四国を代表する観光コンテンツである。近年は経年劣化のための大改修工事に入っているが、日本古代からの温泉が100年に一度の改修工事をしている景観は「一生で今しか見れない」記念の一枚となろう。 おなじみこの本館を中心として周囲を固める名門旅館やホテルに湯がひかれ松山市の一角に一大温泉街を形成しているが、近隣には民家も多く、少し歩けばマンションや一戸建てが軒を連ねる住宅街である。温泉客相手の土産物屋やカフェがあふれるその中で、地元の人達に長く愛され続いているのが、この『市川バナナ店』。名前のとおりバナナの専門店ではなく、まるっきりの町の八百屋さんなのだが「バナナ店」の看板は下ろさない。伊予市の方の国道沿いには果物量販店で『バナナ館』もあるように、愛媛県民は「なぜかバナナ好き」である。おそらく昔から近所で獲れたミカンしか食べていないから、外国産であるバナナに強くあこがれていたのではなかろうか?皆さん、愛媛県民からのご進物でミカンをもらったお礼にバナナをお返ししてあげよう、喜ぶぞ。(笑)
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「在りし日の道後温泉本館」
在りし日の道後温泉本館
「現在(2019年夏)の姿」
現在(2019年夏)の姿
「鉄骨でおおわれる明治の近代建築。これはこれで絵になる眺め」
鉄骨でおおわれる明治の近代建築。これはこれで絵になる眺め
「商店街のローソンは四国一の客回転」
商店街のローソンは四国一の客回転
「八百屋なのにバナナ店」
八百屋なのにバナナ店
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