『松山城』は松山市のシンボルでもあり市内の至る所から見えるランドマークでもある。と同時に国内に現存する12の天守閣のひとつ(四国では他に丸亀城、宇和島城、高知城)でもあるとともに、休日ともなれば松山市民の憩いの場ともなる。これに対抗できる名所というと『道後温泉本館』くらいしかないので、我々は思いきりニッチな裏札所を選んだ。 『四十島』は松山市の高浜港沖700bの小島である。別名を『ターナー島』といい、かの夏目漱石著『坊ちゃん』の小説の中で「赤シャツ」の感想を受けて「野だいこ」がつけた名前である。「島」と呼ぶにはあまりにも小さすぎて「松の生えた岩」なのだが、「赤シャツ」の感想=著者である夏目漱石の感想のように、「ターナーの絵のようだ」と思えば思えないこともない。 地質が脆くて年々浸食を受けているので国の天然記念物に指定されているようだが、田舎の旧姓中学の美術教師の「ゴマすりの一言」でそのへんの岩が天然記念物になってしまった近代史に残る例である。(笑)
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「松山城天守閣からの城下(笑)の眺め。」
松山城天守閣からの城下(笑)の眺め。
「高浜港から忽那諸島にい航路からもよく見える」
高浜港から忽那諸島にい航路からもよく見える
「正式名称は『四十島』(しじゅうじま)」
正式名称は『四十島』(しじゅうじま)
「島と言うよりも岩礁である。」
島と言うよりも岩礁である。
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