『外泊』は太平洋に面した宇和海の集落であり昔の日本の漁村の風景を色濃く残している。大して『日振島』はこの宇和海上に舟で1時間ほどの孤島である。ここ昔の日本の風景はもちろんのこと日本史に重要な平安時代の「承平天慶の乱」を起こした藤原純友の本拠地、いわゆる梁山泊となった島である。当時、純友の勢力は瀬戸内海を席巻し京の都に間近に迫るまでになっていたという。日本史上、四国がおおっぴらに中央に逆らったのは崇徳上皇と藤原純友くらいのもので、東国の平将門と呼応するように、海賊を束ねて出身の貴族社会に刃向かった純友の歴史とロマンの匂いのする島である。
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「石垣の集落、外泊」
石垣の集落、外泊
「宇和島港より高速艇で約1時間」
宇和島港より高速艇で約1時間
「港近くの山の上にある記念碑。絶好の見張り台であり時の純友もここに立って海を見つめたかも。」
港近くの山の上にある記念碑。絶好の見張り台であり時の純友もここに立って海を見つめたかも。
「今では足摺宇和海国立公園が一望できる場所である。」
今では足摺宇和海国立公園が一望できる場所である。
「純友も使っていたとされる『みなかわの井戸』」
純友も使っていたとされる『みなかわの井戸』
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