『佐田岬』は四国最西端、豊後水道に細長く突き出た岬である。この佐田岬半島は日本一細長い半島としても有名であり。当然、沖は瀬戸内海と太平洋を結ぶ豊後水道の一番狭い海峡であり『速吸瀬戸(はやすいのせと)』とも呼ばれ10qしかない。その速い海流で育った「関サバ」、「関アジ」はいまや全国的に有名であるが、これは大分県に揚がった水産物のブランドであり、最近では愛媛県もこれに負けじと佐田岬近海で揚がった「岬サバ(はなさば)」、「岬アジ(はなあじ)」を宣伝している。同じ海域で獲れる同じ物でなのであるがブランドの弱い分だけ愛媛県産のものの方がずっと安いのでお買い得である。(笑) このように九州とは目と鼻の先のこの地域、古代の昔から九州四国間の往来も多く航路も多い。よって佐田岬灯台は、四国民からすると九州を望む灯台であるのだが、九州側からすると辺境の四国のシンボルである。航路から見る灯台はまさに四国そのものであり、人々のいろいろな想いを馳せた景色なのであろう。
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「陸から見る佐田岬灯台。対岸は九州大分県佐賀関半島である。」
陸から見る佐田岬灯台。対岸は九州大分県佐賀関半島である。
「その佐賀関のフェリー乗り場。ここから愛媛県佐田岬半島の三崎行き国道九四フェリーが一日16便往復する。」
その佐賀関のフェリー乗り場。ここから愛媛県佐田岬半島の三崎行き国道九四フェリーが一日16便往復する。
「これは八幡浜と別府とを結ぶ宇和島運輸フェリー。今昔、豊後水道は四国と九州を結ぶ重要航路であった。」
これは八幡浜と別府とを結ぶ宇和島運輸フェリー。今昔、豊後水道は四国と九州を結ぶ重要航路であった。
「甲板からの佐田岬」
甲板からの佐田岬
「灯台もその全容が見える。」
灯台もその全容が見える。
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