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入野浜では毎年ゴールデンウィークのり時期に海辺の砂浜で全国から公募したTシャツに描いたイラストの美術館を開催している。海岸一杯に真っ白な「洗濯物」(笑)がはためているのは気持ちがよい。 入野のある黒潮町の隣、窪川には四国霊場台37番札所『岩本寺』がある。88のお寺の中でも、この岩本寺と次の38番『金剛福寺(足摺岬)』の間の80キロが最長で歩いて3〜4日かかる。そんな「プレ最果て」で有名な岩本寺であるが、質素な本堂に入って上を見ると見事な天井画がある。神社仏閣の天井画というと伊藤若冲などの絢爛豪華な花鳥風月を想定するであろうが、ここは 一般市民や市中の画家が描いた575点。テーマもそれぞれバラバラで風景画から我が子の肖像まで壁面のお大師さんの苦行の絵や曼荼羅とはうってかわって、にぎやかである。お寺というと戒律や修行を連想しがちな我々にとって讃美歌をレゲエで唄うような自由自在な寺である。
  
 
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「年に一度の浜辺の手製の美術館」 
年に一度の浜辺の手製の美術館 
 
 
 
「四国霊場37番岩本寺の本堂。普通の質素なお寺である。」 
四国霊場37番岩本寺の本堂。普通の質素なお寺である。 
 
 
 
「中に入ると天井に天井絵が」 
中に入ると天井に天井絵が 
 
 
 
「あんまり信心とは関係ないような絵も」 
あんまり信心とは関係ないような絵も 
 
 
 
「こんなのもあり、もうアートである。」 
こんなのもあり、もうアートである。 
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